大きい靴のサイズ選び
ポイントを知っておけば靴選びの失敗をなくせます。
自分のサイズを知りましょう
足の寸法について…
足の寸法は、長さをサイズ、周囲をウィズで表示します。
サイズ(足長)とは、まっすぐに立ち、両足に均等に体重をかけたときの、
かかとの端から最も長い足指の先端までの長さです。
ウィズ(足囲)とは、まっすぐに立ち、両足に均等に体重をかけたときの、
親指の付け根と小指の付け根のまわりの長さです。
靴の表示サイズについて
「まったく同じサイズを買ったのに、靴によってサイズ感が違う!!」
多くの方が、このようなご経験をお持ちではないでしょうか。
それって当然のことなんです。
靴のサイズ表示は世界共通ではなく、国やメーカーによって表示方法が違うからです。
多く見かける、アメリカ製(US)、イギリス製(UK)、ヨーロッパ(EU)製の靴のサイズ表示と日本のサイズ表示の換算表を下の図にまとめてみましたので、
あくまで目安として参考にしてみてください。
(ブランドによって多少の違いはございますのでご注意ください。)
サイズ換算表 〈サイズ選びの目安としてご利用ください。〉
メンズ
日本(㎝) | 27 | 27.5 | 28 | 28.5 | 29 | 29.5 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
US(インチ) | 9 | 9.5 | 10 | 10.5 | 11 | 11.5 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
UK(インチ) | 8.5 | 9 | 9.5 | 10 | 10.5 | 11 | 11.5 | 12.5 | 13.5 | 14.5 | 15.5 |
ヨーロッパ | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 |
※サイズ換算は、ブランドにより異なる場合があります。
※各サイズ表示法で、サイズ毎の間隔が異なりますので(インチ表示の場合は約6mm)、完全に一致するわけではありません。
革靴とスニーカーのサイズ表示の違いについて
「革靴とスニーカーでは同じ表示サイズを履いても、全然違う!! 」 そうなんです、スニーカーの場合は、靴そのもののサイズ(かかとから先端までの長さ)を表示しているのに対し、革靴の場合は着用に適した足のサイズを表示しているからです。 そのため、スニーカーのサイズは革靴のサイズよりも大きくなり、革靴のサイズはスニーカーのサイズよりも小さくなるんです。その差は約1.0~2.0cmです。 (ブランドやメーカーにより異なりますので、ご注意ください。)サイズ表示だけを信じることは、とても危険です。
正しいフィッティングについて
- ① 指先すべてが靴にあたっていませんか?
- ② 甲部分が圧迫されていたり幅がきつくありませんか?
- ③ 土踏まず部分はしっかりフィットしていますか?
- ④ 体重をかけた時、かかとの重⼼がぐらつきませんか?
- ⑤ 靴がアキレス腱部分に強く当っていませんか?
- ⑥ 履口は開きすぎていませんか?
靴のフィッティングに大切なことは、足を靴に入れたあと、かかとをしっかり靴の内側につけた状態で各部分のフィット感を確認することです。
靴を履いて歩くと足が前後に動くので、つま先に余裕のあることが必要です。
そのために革靴のサイズは、足のサイズより少し大きく作られています。
(つま先と靴との余裕のことを捨て寸といい、通常は1.5cm-2.0cm 程度の捨て寸があるのが理想的です。) 甲のフィッティングを確認するのも重要なポイントのひとつです。
甲に余裕がありすぎても歩きにくくなります。また余計なシワが入ってしまう可能性があるので要注意です。
体重をかけたときに甲材が靴底よりも張り出す場合は、きつい状態です。ゆるいと歩く際に足が靴の中で左右に動いてしまい疲労などの原因になりますし、
きついと足の変形等の原因になります。足に合わない靴を履き続けると、異常な骨の形成や、様々なトラブルを引き起こします。
なにより足にフィットする靴を選ぶことが大切です。
私たちは、お客様が靴選びに迷っていたら、デザインより履き心地の良い靴をおすすめします。
履きにくい靴はやがて履かなくなる可能性が高いですが、履きやすい靴は出番が多くなっていませんか。
靴選びのベストタイムについて
⼈の体は、起きている間も眠っている間も、変化しているため、 足のかたちも体調や時間によって常に変化しているのです。
ですから、フィッティングのベストタイムを知っておくことは、とても重要なことなんです。 フィッティングのベストタイムは、もっとも足がむくんでいる時間帯です。 人によって朝や夜など足がむくむ時間帯が違いますので、自分の足がむくむのがだいたい何時頃か知っていることが大切です。 (一般的には、夕方から夜にむくむ方が多いです。立っている時間が長ければ重力の関係で足にむくみが出ます。)